2024年6月6日(木)に行われた参議院総務委員会において、参議院議員の浜田聡(はまだ さとし)氏の質疑で告示前の東京都知事選挙に関連する「蓮舫議員の選挙法違反疑惑」について質問されたことが話題になっています。
この記事では該当箇所を抜粋してご紹介します。
東京都知事選挙の事前運動等について質問 参議院総務委員会 2024年6月6日(木)
参議院総務委員会の該当箇所は下記の動画の7分の箇所からです。
動画の選挙法違反に関する浜田聡議員の質問
東京都知事選挙を今後に控えて、事前運動になると思われる事例について伺います。今年の6月20日告示、7月7日投開票で予定されております東京都知事選挙。
(中略)
その中で今回問題にしたいのが、ANNの番組、テレビ朝日のあるシーンでございます。蓮舫参議院議員と枝野衆議院議員がですね、東京都内での街頭演説の場面なんですね。問題のシーンはですね、まず蓮舫参議院議員がですね「七夕に予定されている東京都知事選挙に蓮舫は挑戦をします。皆さんのご支援をどうかよろしくお願いします。」
枝野幸男さんが「皆さんで蓮舫さんを勝たせましょう」という発言をされているわけで、これに関しては完全に事前運動じゃないかという意見が多数を占めていると思います。
そこでお伺いしたいのですが、この発言などについては事前運動なのじゃないかという疑問に関してお伺いしたいと思います。
総務省自治行政局の選挙部長の回答
総務省といたしましては、個別の事案につきましては、具体的な事実関係を承知する立場にございませんのでお答えは差し控えさせていただきます。
その上で一般論として申し上げますと、公職選挙法上の選挙運動とは「特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として、投票を得又は得させるために直接又は間接に必要かつ有利な行為」と解されております。そして公選法第129条におきまして、「選挙運動は公職の候補者の届出のあつた日から当該選挙の期日の前日まででなければ、することができない。」と規定をされております。いずれに対しましても個別の事案が公職選挙法の規定に該当するか否かにつきましては、具体の事実に則して判断されるべきものと考えております。
浜田聡議員の発言
この件に関しては放送しているテレ朝ANNも同じ罪になるんじゃないかなとは思います。事前運動に該当する3要件というものがありまして、「選挙の特定」「候補者の特定」「投票依頼」というのがあるんですけど、この場合だと選挙の特定が「都知事選」候補者の特定は「蓮舫議員」で、投票依頼「勝たせましょう」この3要素が揃っているんじゃないかなと思われます。
昨年の所沢市長選での事前運動について
参照:https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240517/1000104661.html
昨年度の所沢市長選挙では、小野塚市長が告示前に行った街頭演説で投票を呼びかけたとして公職選挙法の事前運動の疑いで書類送検されました。
こちらが書類送検されたということで、今回の蓮舫議員と枝野議員の公職選挙法違反疑惑は見逃すといった例外があってはいけないと提言されています。
まとめ
改めて、公正で健全な選挙の運営について、ほかの議員の皆様も他人事とせず濱田議員のように活動されることを期待したいですね。
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